最近はやりの四毒について思うこと
最近、健康志向の人たちの間でよく耳にするのが「四毒抜き」という考え方です。
四毒とは 砂糖・小麦粉・植物油・乳製品 のこと。
これらを控えて、体調を整えましょうというものです。
これらを控え日本人が昔から食べていた食事に戻すという事は、
確かに効果的な方法ではありますが
実際に飲食店を営む立場からすると
「四毒」以前にもっと根本的な問題に直面します。
小麦を例に考えてみますと
同じ「小麦」と言っても、質の違いは歴然です。
国産オーガニックスペルト小麦
・農薬や化学肥料を使わず栽培
・ポストハーベスト処理なし
・消化性が高く、栄養価も豊か
海外産の工業的小麦
・遺伝子組み換えや農薬・化学肥料依存
・収穫後の防カビ処理(ポストハーベスト)による残留農薬のリスク
・大量生産のため品質が画一的
同じ「小麦粉」というラベルでも、中身はまるで別物なのです。
小麦だけでなく塩もそうですが
なんでも素材を一括りにするのではなく
素材そのものの品質を見抜く力 ”選食” が
これからの時代は大切なのではないでしょうか?